ぷらこのきろく

メモとかテストとか備忘録とか

先輩風を吹かせてみる

先輩風を検知すると風車が回るようなおもちゃがあるとか。
ちょっとそのおもちゃを回してみる。

僕が仕事してて、初めて後輩と言える後輩が入った。
彼らへのメッセージ。

知識は仕入れ続けろ

たとえば今日一日筋トレをしたとする。明日になって何かが変わるわけではない。
でも、一年続けたとすると、しなかったときとの差は恐らく大きい。
知識が全て役に立つかというと、それはない。でも1%でも役に立てば、それは充分効果がある。
知識がない状態でも君らは自分でそこまで考えられるんだ。知識があったらその分時間が短縮できるし、短縮した分をさらなる発展につなげられる。
自分の興味がある分野があればそれについてなんか適当にやっておけばいいし、もし興味がある分野がないなら、テレビやネットなどで見つけた単語をググるだけでもいい。
何でもいい。知識を仕入れろ。

自信をもて

依頼した仕事の報告で「プログラムができてしまったんですけど・・」
見たら、こちらの要求した仕様を不足なく満たしてできている。
もちろん、コードが洗練されていないとかもっといい実装方法があるとかはあるかもしれない。
でも僕が求めたのはそこじゃない。これこれを満たすプログラムを作ってくれという要求だけ。
そして君は自分の力でそれを作った。
できて「しまった」じゃないよ。君の力で完璧にこなしたんだよ。
「俺がお前のためにお前の求めるものを作ってやったぞ」心の中ではそれくらいの気分でいよう。

わからなければ聞け

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とかいうけどそれは間違い。
聞くのは恥でもなんでもないよ。
もちろん、これはこの分野の基礎知識だから知っといてと思うことはあるけど、それはそう言うし知らなかったら知ればいいだけなんだからこんな簡単な話はない。
知らないことで僕は君らの評価を落としたりはしない。僕は君らの知識の有無を、「この人はこの知識があるから導入端折れるな」「この人は知識がないから導入しっかりしような」と、話題の振り方に利用するだけ。
怖がらずに自分は知らないと言ってほしい。

他人の力を使え

仮に何かのミスで手戻りが発生したとする。一人でやろうとせず僕らを使え。理由は三つ。
一つ目は、僕らはチームだ。お客さんからすれば誰がどうやろうと期限内にちゃんと物ができていればいい。君ひとりが4時間でする作業を僕と二人で2時間で済むならその方が早く帰れるだろ。もひとり先輩巻き込めば1時間20分だ。もちろん単純計算はできないが、複数で分担した方が早いだろ。
二つ目は、僕は君らの手伝いをするのが好きだ。自分に余裕がない場合はあまり手伝いできないかもだけど「ねーねー何やってるの?もしよければ僕にも一枚かませて」仕事の邪魔にならない程度にやりたい。だから、そう大して負担じゃないよ。
三つ目は、僕も君らの力を借りてるよ。だからお互い様。
僕が自分のめんどくさい苦手なことを、君らに手伝ってもらってるの知ってる?
だから僕が君らの手伝いをするのは当然の恩返しなんだよ。

「すみません」と「ありがとう」は違う

誰かがなにかやってくれたときは、「すみません」ではない。やってくれたことに「ありがとう」だ。
もし僕らに手間やお金をかけさせて申し訳ないと思うなら、それを今後増えるであろう君らの後輩にやってほしい。
少なくとも僕は、僕が君らに何かしたときに謝られるより感謝の言葉を言われる方がうれしい。


今の僕は君らよりほんのちょっとだけ知識と技術はあるけど、差はほんのちょっとだし、君らは僕を一瞬で抜き去ることができるよ。そして僕はそれが楽しみで仕方ない。
もちろん、簡単には抜かせないように僕もがんばるよ。
だから、君らは僕を一蹴してほしい。

いじょ。